AGAはタバコで悪化する!喫煙が薄毛を進行させる5つの理由

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AGAはタバコで悪化する!喫煙が薄毛を進行させる5つの理由

「タバコを吸うとAGAになるのか?」「最近髪が薄くなってきたけどタバコのせい?」などとAGAのタバコの関係について気になってはいませんか。

本ページでは、タバコやアイコスが薄毛の原因になるのか、タバコが髪の毛や頭皮にどのような影響を与えるのかを詳しく解説します。禁煙できない人のAGA対策についてもお伝えするので参考にしてくださいね。

1.タバコは薄毛の原因になる

AGAや薄毛は複合的な要因によって引き起こるため、喫煙が常習になっているからといって「喫煙=ハゲ」になることはありません。ヘビースモーカーなのに髪がフサフサな人もいることから薄毛の直接的な原因になるとまでは言い切れないのです。

ですが「タバコは一本吸うと寿命が12秒縮まる」と言われる通り、健康全般に害を与えるもの。体はもちろんのこと、髪の毛や頭皮にも悪影響を及ぼすため、喫煙者は薄毛になりやすいと言われています。

タバコが与える影響は次章で詳しくお伝えします。

2.タバコがAGAや頭皮・髪に与える5つの悪影響

タバコの煙には現在分かっているだけで4000種類以上の化学物質が含まれていることが判明しており、そのうち健康に害を与えるものは200種類を超えています。

タバコの三大有害物質は「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」ですが、それらを含む物質が髪に及ぼす主な影響は下記の5点です。

  • 血管収縮により髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなる
  • 肝臓機能を低下させて髪の成長に必要な栄養が不足する
  • ビタミンを消費して頭皮環境が悪化
  • 育毛に必要なアミノ酸が不足する
  • タバコはAGAの原因であるDHTを増加させる

それぞれについて詳しく解説していきます。

2-1.血管収縮により髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなる

髪の成長は、頭皮に張り巡らされた毛細血管を通じて運ばれる栄養素や酸素によって支えられています。

ところが、タバコに含まれる「ニコチン」には血管を収縮する作用があるため、毛細血管の血流が悪くなり、血行不良を引き起こします。血行不良によって頭皮に十分な酸素や栄養素が行き渡らなくなってしまうと、毛母細胞の活動を阻害してしまうのです。

また「一酸化炭素」も有害です。通常、毛母細胞に送られる酸素は血液中のヘモグロビンと結合して運ばれるのですが、一酸化炭素は酸素と比べて200倍以上も強力にヘモグロビンと結合してしまうため、酸素が十分に運ばれなくなってしまうのです。

2-2.肝臓機能を低下させて髪の成長に必要な栄養が不足する

肝臓には以下の2つの働きがあります。

  • 体内に取り込んだ有害物質を解毒する
  • 体に取り込んだ栄養を貯蔵したりエネルギーが必要な時に供給する

タバコにはニコチンをはじめとした有害物質がたくさん含まれているため、喫煙すると肝臓は解毒処理に追われてしまい、必要な栄養を貯蔵したり供給したりするときに支障をきたします。

その結果、髪に必要な栄養が不足して薄毛を引き起こすのです。

2-3.ビタミンを消費して頭皮環境が悪化

髪や頭皮を健康に保つためにビタミンは必要不可欠です。ところがタバコに含まれる「ニコチン」は喫煙によってビタミンを消費します。

消費されるビタミンの種類と、髪への作用は以下の通りです。

  本来の作用
ビタミンC 頭皮の新陳代謝の促進・ビタミンEの吸収促進
ビタミンE 血管を拡張する
ビタミンB12 毛母細胞の細胞分裂の促進

タバコは髪の毛の生育に必要なビタミンを消費するため、髪の成長に必要な栄養素が十分に行き渡らなくなり、また髪の成長をストップさせてしまいます。

2-4.育毛に必要なアミノ酸が不足する

髪の主成分は18種類のアミノ酸で構成されるケラチン繊維というたんぱく質です。18種類のうち9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体内で合成できないため食べ物から摂取するしかありません。

髪の毛を構成する18種類のアミノ酸
必須アミノ酸9種類 アミノ酸9種類
  • スレオニン
  • ロイシン
  • バリン
  • イソロイシン
  • フェニルアラニン
  • リジン
  • メチオニン
  • ヒスチジン
  • トリプトファン
  • シスチン
  • グルタミン酸
  • アルギニン
  • セリン
  • プロリン
  • アスパラギン酸
  • グリシン
  • アラニン
  • チロシン

ところがタバコに含まれるニコチンの作用により血中の「悪玉コレステロール」が増えると、それを抑制するために必須アミノ酸の「メチオニン」が消費されてしまいます。

その結果、髪に行き渡る栄養が不足してしまいコシのある太い髪が育たなくなってしまうのです。

2-5.タバコはAGAの原因であるDHTを増加させる

タバコはAGA(男性型脱毛症)を発症・進行する原因物質を増加させてしまうという調査結果がでています。

AGAは男性ホルモンである「テストステロン」が、還元酵素である「5αリダクターゼ」と結びつくことにより脱毛ホルモンと呼ばれる「DHT(ジヒドテストステロン)」を生成してヘアサイクルの乱れを引き起こします。

ハーバード大学の公衆衛生学部によると、喫煙者は非喫煙者に比べてテストステロンが9%増加、DHTは13%増加していたという研究結果が発表されているのです。

「禁煙のストレスで逆にハゲてしまう」と主張する人もいますが、それは一時的なものに過ぎません。少しでも薄毛を解消したいのであれば、タバコとはきっぱり縁を切るべきでしょう。

3.アイコスもAGAには良くない

アイコスを開発したフィリップモリス社が行った、有害物質の濃度を計測する臨床試験の結果によると、アイコスを90日間吸った人と禁煙した人の有害物質の減少度合いが同程度との試験データが発表されました。

また、タバコに含まれる「タール」の含有量はパッケージに記載する必要がないくらい微量であり、「一酸化炭素」はタバコと比較して9割ほど削減されていると言われています。

禁煙はできないけど薄毛やAGAを予防したい人にとっては朗報ですが、残念ながら「ニコチン」の含有量はタバコと同じです。

  主な有害物質 タバコ アイコス
血管収縮 ニコチン
血中酸素 一酸化炭素
ビタミンの消費 ニコチン
肝臓機能の低下 ニコチン含む多数

アイコスだと肝機能の低下を防ぐことができ一酸化炭素も大幅にカットされているため、タバコよりは健康被害は小さいといえそうです。

とはいうものの、頭皮や毛髪に悪影響を及ぼす主な有害成分はニコチンのため、やはり禁煙が一番に間違いありません。

4.タバコを吸いながらAGAの進行を防ぎたい人の対処法

タバコとAGA・薄毛の関係についてお伝えしましたが、タバコに含まれるニコチンは依存症を引き起こすため、すぐに辞められるほど簡単ではありません。ニコチン依存症から抜け出せた人は禁煙挑戦者の約6%しかおらず、9割以上の人がまたタバコを吸い始めてしまっているのです。

そこで本章では、禁煙をせずにAGAの症状を抑えるための方法3点をご紹介します。

4-1.タバコの本数を減らす

いきなり禁煙するのが難しい人は、1日の喫煙本数を徐々に減らしていくのがオススメです。

例えば一日にタバコ20本(一箱)を吸う人は、最初の一週間は10本/日に減らし、二週目は5本/日、三週目は3本/日、四週目は1本/日にするなど、減らしたタバコの本数を体に慣れさせていく方法です。

毎日20本のタバコを吸い続けるよりもまだマシ。ニコチンを摂取する以上、完全にタバコによる薄毛の影響を断つことにはなりませんが、禁煙への第一歩にはなるはずです。

4-2.電子タバコに切り替える

電子タバコへの切り替えは、禁煙にステップアップするための登竜門といえそうです。カリフォルニア大学とムーアがんセンターの研究チームによると、電子タバコを吸う人の65%は「禁煙に挑戦する人」であり、それ以外の喫煙者が禁煙に挑戦したのは40%に留まっています。

また、それぞれ禁煙に挑戦した人のうち、3ヶ月間の禁煙に成功した人は電子タバコの喫煙者で8%、電子タバコ以外の喫煙者で5%という結果が出ており、電子タバコを吸う人の方が禁煙に成功しやすいことを示しています。

4-3.AGA治療の専門クリニックでカウンセリングを受ける

禁煙せずにAGAを克服するには、医学の力を使うしかありません。また、薄毛はタバコに限らず複合的な要因で引き起こされます。まずはカウンセリングであなたの頭皮や髪の毛の状態をチェックしてもらいましょう。

専門医の適切なアドバイスを聞いて、あなたに合ったAGA治療薬を飲んで育毛に取り組むことが近道です。

さいごに

本ページでは、AGAとタバコの関係についてお伝えしました。タバコはAGAの直接的な原因ではないものの、薄毛を悪化させる存在であることは確かです。

タバコ以外の、髪に悪影響を及ぼす原因を知りたい人は、薄毛の原因を網羅した「男性必見!薄毛になる11の原因はこれだ!」をご覧ください。

髪は繊細です。日々の行動を少し見直すだけであなたの髪の将来は大きく変わります。「若い頃、不摂生をしなければよかった…」と後悔しないためにも、髪に良いことは取り入れ、悪いことはしないなど行動に移すことが大切です。

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